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p.51 抽出テキスト

身状態と合わせての検討が必要であり,全例に対する標準的治療としての推奨ではない。

(13)今後の研究の可能性

感染性膵壊死に対するドレナージ手技は,1手術的ドレナージ,2内視鏡的ドレナージ,3経皮的ドレナージ(主に後腹膜経路),4治療効果に従って段階的に侵襲の強度を強めていくアプローチ(step-up approach)など,近年,異なるいくつかの治療戦略が報告されてきている。

また,step-up approach の中でも,内視鏡的step-up approach(内視鏡的経消化管的ドレナージと,それに引き続く内視鏡的ネクロセクトミー)と,低侵襲外科的step-up approach(経皮的ドレナージと,それに引き続くvideo-assisted retroperitoneal debridement)の2種類の報告がある。2018 年に報告されたTENSION trial 2)では,内視鏡的step-up approach と低侵襲外科的step-up approach での生命予後に差はなかったものの,ICU 滞在日数や膵液瘻などの合併症は前者で有意に少なかった。このように,より低侵襲なインターベンションによる治療介入が推奨される可能性があるが,それぞれの手技を行う際の麻酔方法や鎮静方法にも違いがあり,患者の全身状態やそれぞれの手技に伴う循環動態への影響が考えられるため,デブリードマン手技の選択やタイミング,アプローチ方法の組み合わせなどについては,今後さらに検討が必要である。

文 献

1) 急性膵炎診療ガイドライン2015 改訂出版委員会: 急性膵炎診療ガイドライン2015(第4 版). 金原出版, 東京, 2015. 2) van Brunschot S, van Grinsven J, van Santvoort HC, et al: Endoscopic or surgical step-up approach for infected necrotising pancreatitis: a multicentre randomised trial. Lancet. 2018; 391: 51-8.

Table 3-4-2-2 判断の要約

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