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p.41 抽出テキスト

CQ3:画像診断と感染源のコントロール

敗血症に対して,早期に治療を開始することの重要性は広く受け入れられている。早期治療の中でも,感染源のコントロールは,敗血症の根源である「感染巣」を絶ち「コントロールする」ことにより有効性を発揮する治療法であり,初期治療の礎をなす。迅速に適切な感染源のコントロールを行うためには画像診断は必要不可欠である。したがって画像診断に関するCQ を2 つまず取り上げ,続いて感染源のコントロールに関するCQ を7 つ取り上げた。

まず画像診断に関する1 つ目のCQ として,「CQ 3-1:敗血症を疑う患者に対して,感染源検索のために画像検査を行うか?」を取り上げた。感染源検索のための画像検査には,単純X 線,超音波検査,CT 検査,MRI 検査があり,部位により有用性の高い検査方法は異なる。本CQ の解説では,実際の診療現場で参考にしていただけるように,各臓器・疾患に特有と考えられる画像診断法について表も含め解説している。

次に画像診断に関する2 つ目のCQ として,全身造影CT 検査に関するCQ「CQ3-2:感染源が不明な敗血症患者に対して,全身造影CT 検査を早期に行うか?」を取り上げた。感染源が不明である場合,早期に感染源の検索を行うことは治療方針を策定するためにも必要不可欠である。本邦で普及している画像診断

であるCT 検査を行うことは局所診断および感染源の重症度を判断するためにも重要であるため,CQ として取り上げた。

続いて感染源のコントロールに関するCQ の選定について議論を重ね,特に感染源のコントロールが重要と考えられる,下記の6 つの感染源,1)腹腔内感染症,2)感染性膵壊死,3)尿管閉塞を原因とする急性腎盂腎炎,4)壊死性軟部組織感染症,5)カテーテル関連血流感染,6)膿胸を選び,CQ として設定した。

感染源のコントロールの基本方針は「迅速に」「適切に」であることは誰もが知るところである。手法に関しては,低侵襲で,合併症発生率が低く,十分な効果が期待できる手法が最善である。また,基本的に感染源のコントロールは迅速に行うべきであるが,例外として,待機的な介入を考慮するものとして感染性膵壊死が挙げられることを提示した。

画像診断と感染源のコントロール〔診療フロー〕

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