p.39 抽出テキスト
7 編 3-9),PCT 9 編 3-11),P-SEP 4 編 3, 7, 8, 10),IL-6 6編 4-7, 9, 11)である。 その結果をもとにエビデンスプロファイル(EP), evidence to decision(EtD)をまとめ,GRADE で評価を行い,『集中治療室において敗血症診断のバイオマーカーとして,CRP,PCT,P-SEP を測定することを弱く推奨する。IL-6 を測定しないことを弱く推奨する』という推奨文を提示し,委員会での投票が行われた。2 回の投票の結果,合意形成に至らなかった(同意中央値7 点,不一致指数0.0184)。委員からは,「感染症ではなく敗血症の診断において,バイオマーカー単独の役割はあくまで補助的である」「CRP がPCT,P-SEP と同じ弱い推奨,IL-6 だけが弱い非推奨とする評価は,適切とはいえない」などの意見が出された。委員会で議論を重ねた結果,最終的に本CQ はBQ として扱うほうが適切と判断した。(3)解説 以下の解説は,システマティックレビューの結果およびGRADE の推奨工程として作成したEP(Table 2-4-2-1~2-4-2-4)を参考に作成した。 本CQ におけるシステマティックレビューの結果では,集中治療室において,敗血症を疑った場合のバイオマーカー検査の感度,特異度は,CRP では71%, 61%,PCT では74%,70%,P-SEP では82%,73%, IL-6 では72%,76% であり,この結果は,感度,特異度ともに十分に高いとも低いともいえないものである。 システマティックレビューに用いた個々の論文 3-5)からは,バイオマーカーが敗血症の診断に対して有意義な結果をもたらす可能性も示唆される。一方で,バイオマーカー測定結果が,患者の状況,採血した時期など様々な要因により変化したり,細菌の種類,感染部位によっても影響を受けることにも注意が必要である。そのため,メタ解析から得られた感度,特異度を Table 2-4-2-1 エビデンスプロファイル(ICUにおけるCRP) Table 2-4-2-2 エビデンスプロファイル(ICUにおけるPCT) -S 37-