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この版は旧版です。新版があります: JSICM 2024 日本版敗血症診療ガイドライン2024(J-SSCG2024)本編 新版を読む
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p.33 抽出テキスト

11) McGill F, Heyderman RS, Panagiotou S, et al: Acute bacterial meningitis in adults. Lancet. 2016; 388: 3036-47. 12) Gray LD, Fedorko DP: Laboratory diagnosis of bacterial meningitis. Clin Microbiol Rev. 1992; 5: 130-45. CQ2-3:抗菌薬投与前のグラム染色は有用か?

Answer:経験的治療に採用する抗菌薬を選択する際に,培養検体のグラム染色所見を参考にすることを弱く推奨する(エキスパートコンセンサス:エビデンス不十分)。

(1)背景および本CQ の重要度

日本版敗血症診療ガイドライン(J-SSCG)2016 1, 2)で指摘されたように,経験的治療に採用する抗菌薬を選択する際に,グラム染色所見を参考にするというプラクティスは広く普及しており,病態生理の側面からも一定の妥当性があると考える。また,実際にグラム染色は簡便で迅速に施行することができ,しかも安価である。本ガイドラインにおいても,グラム染色が有用であるか否かは重要な課題であり,意見を記述しておくべきであると考える。

(2)PICO

P  (患者): 感染症,敗血症,敗血症性ショックを

疑う患者I  (介入): 血液培養検査判明前にグラム染色を行うC  (対照): 非介入O  (アウトカム): 院内死亡,ICU 滞在日数,あらゆ

る重篤な副作用,感染性合併症,血圧低下

(3)エビデンスの要約

システマティックレビューを行ったが,PICO に合致するランダム化比較試験(RCT)は存在しなかった。

(4)益と害のバランス望ましい効果: ●  経験的治療に採用する抗菌薬を選択する際に,参考

になる場合がある。●  市中肺炎,尿路感染,細菌性髄膜炎などで比較的良

好な特異度が報告されている。✓ ATS/IDSA の市中肺炎のガイドライン2019 3)で

は,治療前の喀痰のグラム染色と培養は行うべきとなっている(重症肺炎で挿管した場合, MRSA や緑膿菌のためにエンピリックに治療を開始する場合,MRSA や緑膿菌の既感染がある場合,入院中や90 日以内に経口抗菌薬を投与されている場合には行うべきである)。✓ JAID / JSC 感染症治療ガイドライン2015 4)の尿

路感染症・男性性器感染症では,カテーテル関

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