p.21 抽出テキスト
を補正したパーセンタイル範囲(Interpercentile Range Adjusted for Symmetry: IPRAS),見解不一致指数(Disagreement Index: DI)を算出した。 Step 2:パネル会議 集計結果にもとづき以下のようにパネル会議を行い,合意形成を行った。1 Median <7.5 かつDI ≧0.2 の場合 委員会で議論を行ったのち,EtD と推奨文の改訂を行い,再投票とした。 2 Median ≧7.5 あるいはDI < 0.2 の場合 A ) 投票の際に委員より提示されたコメントに, 推奨に対する重大な意見があった場合委員会で議論を行い,合意形成を図った。委 員会で合意形成ができなかったCQ では,EtDと推奨文の改訂を行い,再投票とした。 B ) 投票の際に委員より提示されたコメントに, 推奨に対する重大な意見がなかった場合委員間で投票結果の確認を行い合意形成とし た。 4 ガイドラインにおける推奨の強さの解釈の注 意点前述のように,本ガイドラインで決定される推奨の強さは,推奨・弱い推奨・弱い非推奨・非推奨の4 つのカテゴリーに分類される。この際に,弱い推奨と弱い非推奨は異なる方向の推奨のように捉える考え方があるが,これは誤りである(下図)。 推奨の強さは,エビデンスの質・効果のバランス・価値観,そして,コストや資源の利用の4 要因によって規定されるため,その推奨度は実質的には連続的であり,弱い推奨と弱い非推奨との間に大きな差がない こともありうる(下図)。 各推奨をより理解しやすく記載すると以下のように考えられる。 推奨(賛成)真白に近い灰色。ほとんどの場合で行うことが奨められる介入。多くの患者で益が害を上回る。しかし,少数の患者では害が益を上回ることもある。 弱い推奨(賛成)白め淡い灰色。行わない場合もあるが,行うことを奨められることが多い介入。全体でみれば,益が害を上回る可能性が高い。しかし,患者によっては害のほうが強く生じることもありうる。 弱い非推奨(反対)黒め濃い灰色。行う場合もあるが,行なわないことを奨められることが多い介入。全体でみれば,害が益を上回る可能性が高い。しかし,患者によっては益のほうが強く生じることもありうる。 非推奨(反対)黒に近い灰色,ほとんどの場合で行わないことが奨められる介入。多くの患者で,害が益を上回る。しかし,少数の患者では害が利益を上回ることもある。 前述のように,推奨の強さは連続的であり,例えば,“弱い推奨(賛成)”であっても,“推奨(賛成)”に限りなく近いものもあれば,“弱い非推奨(反対)” -S 19-