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この版は旧版です。新版があります: JSICM 2024 日本版敗血症診療ガイドライン2024(J-SSCG2024)本編 新版を読む
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p.18 抽出テキスト

にかかわらず提示する。2)  過去の敗血症ガイドラインやSSCG で扱われた

CQ のうち,臨床上重要なCQ は採用し,必要に応じて改訂する。3)  CQ は基本的に質問形式とし,PICO[Patients(対

象患者);Intervention(評価する介入);Control(対照);Outcome(評価項目)]を決定する。本ガイドラインの対象は敗血症患者であるため,PICO における対象患者(P)は,敗血症患者あるいは敗血症性ショック患者とした。しかし,敗血症患者を対象とした臨床試験の報告が乏しいが,集中治療患者や人工呼吸患者などを対象とした臨床試験の結果が敗血症患者に適応可能である診療領域に関連するCQでは,対象患者(P)を集中治療患者や人工呼吸患者などに設定した。

BQ(background questions)の策定

前述のように,BQ は,疾患,診断,治療など,一般的な知識をまとめた情報提示を目的としたCQ である。対象とする患者集団と本ガイドラインの使用者を鑑み,必要と思われる情報に関するCQ 案を立案し,パブリックコメントを経て確定した。確定したCQ に対する推奨文案を各領域班で作成し,委員会における賛同率が95% を超えるまで修正・改訂を繰り返して,合意形成に至った。

GPS(good practice statement)の策定

GPS は,“飛行機から飛び降りる際にパラシュートを付けるか否か?” 1)といった極めて常識的で,かつ,

ランダム化比較試験(RCT)が倫理的に不可能なテーマを取り扱ったCQ に対して提示した。対象とする患者集団と本ガイドラインの使用者を鑑み,提示が必要と思われるFQ において,CQ を立案し,パブリックコメントを経て確定した。確定したCQ に対する推奨文案を各領域班で作成し,委員会における賛同率が95%を超えるまで修正・改訂を繰り返して,合意形成に至った。

敗血症の定義と診断の提示

敗血症の定義と診断は,世界的に広く使用されている定義と診断(sepsis-3)を採用することとし,CQ1はその概説の形態とした。そのため,担当班で作成のうえ,全委員の合議によって決定した。

2 システマティックレビューによるエビデンス

の検索,収集,統合GPS を除くFQ における各CQ に対する文献検索を網羅的に行い,これらの検索された文献からRCT およびシステマティックレビューを抽出した。その方法論は原則としてGRADE に基づき進めた。

Step 1:文献検索

文献検索は,CENTRAL,Pubmed,医学中央雑誌の検索エンジンを用いて行った。

検索式は,the Medical Subject Headings (MeSH) termsと自由検索語を用いて,2 名以上の独立したレビュアー

CQの分類

バックグラウンドクエスチョンbackground questions (BQ)疾患,診断,治療など,一般的な知識として周知されていることを問うCQ

•  標準的な知識の提示を行う。•  システマティックレビューは必須でない。•  推奨は提示しない。

フォアグラウンドクエスチョンforeground questions (FQ)臨床現場における様々な状況に特化した情報を問うCQ である。例えば,ある特定の疾患の患者にある特定の治療は有効かといった内容で,臨床現場での決定に影響を与えうる。

•  治療選択の提示を行う。•   GPS 以外のFQ では,システマティックレビューは必須である。•  治療選択に関する推奨を提示する。

FQに対する推奨の分類

good practice statement (GPS)研究のテーマになりえないほど極めて常識的ではあるものの,すべての医療者に周知したい推奨

GRADE による推奨 (GRADE) GRADE システムの原則に則って提示された推奨。システマティックレビューを行い,得られたエビデンスをもとに,エビデンスの確実性,利益と不利益のバランス,価値観や好み,コストや資源の利用の4 要因を加味し,委員会での合議により推奨を策定した。エキスパートコンセンサスによる推奨(UnGrade)システマティックレビューを行うが対象論文がなかったCQ において提示されたエキスパートによるコンセンサス。想定される利益と不利益のバランス,価値観や好み,コストや資源の利用の3 要因を加味し,委員会での合議により推奨を策定した。

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