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書院, 東京, 2014, p1-5. 6) 日本医学会利益相反委員会: 診療ガイドライン策定参加資格基準ガイダンス. 日本医学会, 東京, 2017.本ガイドライン作成方法の概略と推奨の解釈 日本版敗血症診療ガイドライン2020 は,1. クリニカルクエスチョン(clinical question: CQ)の立案, 2 システマティックレビューによるエビデンスの検 索,収集,統合とその確実性の評価,3. 推奨の策定,の3 つの工程を経て作成した。 1.CQ の立案 診療ガイドラインは,診療の基礎的知識を網羅するとともに,標準的な診療体系の構築に寄与する必要がある。そのため,過去のガイドラインで取り上げられた重要なCQ は,最新の知見はなくとも,本ガイドラインでも採用した。CQ 立案のルールに基づき,委員とワーキンググループメンバーが協働して担当領域におけるCQ の原案を作成し,委員による相互査読で出された意見を反映し,ガイドライン作成委員会でCQのリストを作成した。これらのCQ に対し,2018 年12 月3 日から16 日の期間において,web 上でパブリックコメントを募集した。寄せられたパブリックコメントを参考にCQ の改訂を行い,委員会にて全118題のCQ を最終決定した。 CQ には,background questions(BQ)とforeground questions(FQ)が含まれる。BQ とは,疾患,診断,治療など,一般的な知識として周知されていることを問うCQ を指す。例えば,ある疾患の診断方法はどのようなものかといった内容で,情報提供の役割を担うCQ である。一方,FQ とは,臨床現場における様々な状況に特化した情報を問うCQ である。例えば,ある特定の疾患の患者にある特定の治療は有効かといった内容で,臨床現場での決定に影響を与えうる。 FQ には,研究のテーマになりえないほど極めて常識的ではあるものの,すべての医療者に周知したいCQ であるgood practice statement(GPS)と,システマティックレビューの対象となり推奨策定が行われるCQ がある。後者のCQ において,対象論文が存在した場合にはThe Grading of Recommendations Assessment, Development and Evaluation(GRADE)による推奨を提示し,対象論文がなかった場合には,エキスパートコンセンサスとして推奨を提示した。 本ガイドラインにおけるCQ 立案のルール1) 質の高いエビデンスがないことは,CQ としない 理由とはならない。したがって,臨床上必要なCQが存在すると考えれば,質の高いエビデンスの有無 -S 15-