p.15 抽出テキスト
=ワーキンググループ= システマティックレビューチームを牽引し,ガイドライン作成グループを補助する目的にワーキンググループが編成された。領域ごとに計85 名の専門家がワーキンググループメンバーとして選出され,委員会により承認された。ワーキンググループは,システマティックレビューの事前調査,システマティックレビュー実施のリード,推奨文案・草案の作成の補助を職務とした。メンバー全員の氏名,所属,利益相反のリストは,本ガイドラインの巻末資料に掲載している。 =領域を横断した大規模ガイドラインを統一して作成するための水先案内役としてのアカデミックガイドライン推進班= 各領域を統合して一貫性のあるガイドラインとするためには,各領域班における各作業過程を調整する必要がある。これらのことを総合的に考えて,横断的にガイドライン作成を俯瞰し,中立的な立場で活動するアカデミックガイドライン推進班をJ-SSCG 2016 と同様に組織した。アカデミックガイドライン推進班は,前述の2 学会会員から選出された28 名のガイドライン作成の有識者によって構成された。アカデミックガイドライン推進班は,ガイドライン取り扱い範囲決定,PICO 決定,システマティックレビューの方法論,推奨文作成の原則,コンセンサス決定法の策定に対して,専門家集団として助言を行った。また,各班の活動を監査するとともに,システマティックレビューの質の向上を図るための支援や学術資料の作成など,様々な局面でガイドライン全体での統一性をもたせるための活動を行い,水先案内人としての活動を行った。アカデミックガイドライン推進班全員の氏名,所属,利益相反のリストは,本ガイドラインの巻末資料に掲載している。 7 関係する専門家グループの代表者の参加と専 門家による外部評価敗血症診療は多職種で行われるため,医師だけではなく多くの専門家が参加する。J-SSCG 2020 では,敗血症診療に関係する様々な職種の専門グループの代表者として,看護師9 名,理学療法士4 名,臨床工学技士2 名,薬剤師1 名がワーキンググループとして参加し,委員会の作成した診療アルゴリズムやCQ へのフィードバック,および,推奨文や推奨草案の作成に関与した。さらに薬剤師1 名がシステマティックレビューチームに参加した。 J-SSCG 2020 作成委員会は,日本医療機能評価機構内に設置されているEBM 医療情報部におけるMinds の指導のもと,GRADE システムの原則に則り,ガイドライン作成工程の各段階において,作業工程の査読・確認を行った。また,Minds 専門官に委員会会議に参加いただき,ガイドライン作成担当者からの質疑応答に応じていただくことで直接的に問題解決を図った。 8 対象集団(患者,一般市民など)の価値観を 反映するための工夫患者および患者家族の価値観や希望を反映させるために,敗血症に罹患した医療者・研究者2 名を患者代表者として,委員あるいはワーキンググループに加えた。この点は,幅広くかつ高度な医学的知識が必要とされる敗血症の複雑性,重篤性および病態の理解を得たうえで,患者や家族の立場の価値観や希望をガイドラインに反映させるうえで有用であると考える。 9 質と透明性の担保 アカデミックガイドライン推進班編成以外にも,質と透明性の担保を図る工夫としての以下の取り組みを行った。 1 日本医療機能評価機構内EBM 医療情報部におけ るMinds の協力と各種講習会よりエビデンスに基づいたガイドラインとするために,医療情報サービス事業Minds の指導のもと, GRADE システムに則って,各作成過程において,随時指導を仰ぎながら作成し,委員会会議にも適宜出席をいただいた。Minds が開催する診療ガイドライン作成の基本コースやシステマティックレビューの講習会に,積極的にガイドライン作成メンバーの参加を呼び掛けた。 2 ガイドライン作成,システマティックレビュー実 施のためのWeb 講習J-SSCG 2020 作成に関わるすべての参加者を対象に,ガイドライン作成,システマティックレビュー実施のためのWeb 講習をシステマティックレビュー実施の前に行い,参加者全員で方法論の確認と統一を行った。 3 相互査読 各種作業工程の節目において,他領域班委員による相互査読を行い,修正作業を繰り返し,修正案を委員会で議論する形式をとりながら作業を進めた。 -S 13-