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p.14 抽出テキスト

Information Network Distribution Service: Minds)が推奨するガイドライン作成のための組織づくりでは,ガイドライン統括委員会,ガイドライン作成グループ,システマティックレビューチームを編成することを推奨している 5)。以下にJ-SSCG 2020 における組織編成を示す。

=ガイドライン統括委員会(J-SSCG 2020 作成準備委員会)=

本ガイドラインは,本邦の急性期診療に大きな影響を及ぼす可能性が高く,その作成は公共性の高い事業である。J-SSCG 2020 作成を中立的な立場で作成することが可能な組織編成を行うために,J-SSCG 2016 作成において中立的な立場で尽力した旧委員を中心に,ガイドライン統括委員会としてJ-SSCG 2020 作成準備委員会を編成した。J-SSCG 2020 作成準備委員会では, J-SSCG 2020 作成の目的を明確化し,組織体制の構築を行った。後述の通り,本ガイドラインは4 年ごとの改訂を計画しており,次回はJ-SSCG 2024 として改訂予定である。J-SSCG 2020 の公開,普及,導入までは, J-SSCG 2020 のガイドライン統括委員会が行い,その評価および改訂はJ-SSCG 2024 のガイドライン統括委員会が引き継ぐこととなっている。

=各領域におけるガイドライン作成グループ,システマティックレビューチーム,ワーキンググループのチーム編成=

ガイドラインを作成する組織は,ガイドライン作成工程およびシステマティックレビューの作業過程を網羅的に理解しているものでなければならない。J-SSCG 2016 の作成工程でシステマティックレビューを経験し,ガイドライン作成工程を理解した人員は増加したが,本ガイドラインにおけるすべての領域,すべてのCQ を網羅するという点では,いまだガイドライン作成およびシステマティックレビュー実施が可能な人材に限りがある。これらの状況を考慮し,全メンバーに対して,システマティックレビューを開始する前に,ガイドライン作成のためのWeb 講習会を継続的に行った。

また,敗血症の定義と診断,感染症の診断,感染源のコントロール,抗菌薬治療,免疫グロブリン(IVIG)療法,初期蘇生・循環作動薬,ステロイド療法,輸血療法,人工呼吸管理,痛み・不穏・せん妄の管理,急性腎障害・急性血液浄化,栄養療法,血糖管理,体温管理,DIC 診断と治療,静脈血栓塞栓症対策, ICU-AW・PICS・早期リハビリテーション,小児,神経集中治療,Patient-and Family-Centered Care, Sepsis

Treatment System,ストレス潰瘍の22 領域ごとの班編成を行った。ガイドライン作成グループとシステマティックレビューチームを独立して配置すると同時に,システマティックレビューチームを牽引し,ガイドライン作成グループを補助する目的にワーキンググループを配置した。

=ガイドライン作成グループ(日本版敗血症診療ガイドライン2020 特別委員会)=

ガイドライン作成グループである日本版敗血症診療ガイドライン2020 特別委員会(以下,委員会)は,日本集中治療医学会および日本救急医学会理事会の承認を受けて設立された。本委員会の委員長および委員は,ガイドライン統括委員会であるJ-SSCG 2020 作成準備委員会が作成した人選基準(30~40% のメンバー入れ替え,特定の施設に偏らない,実質的な貢献がある)をもとに,個人の専門性も鑑み,両学会メンバーから最終的に25 名(1 名は担当理事兼任)が選出され,両学会理事会により承認された。

委員会は,システマティックレビューには関与せず,システマティックレビューチームと独立した組織である。委員会は,J-SSCG 2020 におけるスコープとして,疾患の基本的特徴,網羅する内容,システマティックレビューの方法,推奨作成から最終確認および公開に関する事項を協議して決定し,明確化した。詳細は後述のガイドライン作成方法に記述するが,委員会は各領域における診療アルゴリズムを作成し,重要臨床課題を決定したうえで,関連するCQ をPICO 形式で作成した。システマティックレビューチームによって統合されたエビデンスの評価をもとに,推奨文と診療ガイドライン草案を作成し,パブリックコメントによる外部評価を反映させた診療ガイドライン最終版を作成した。委員全員の氏名,所属,利益相反のリストは,本ガイドラインの巻末資料に掲載している。

=システマティックレビューチーム=

ガイドラインの推奨事項の作成のため,専門的にシステマティックレビューを行う担当としてシステマティックレビューチームが編成された。前述の2 学会会員から公募のあったメンバー計115 名から構成された。本システマティックレビューチームは,システマティックレビューにのみ専従し,推奨作成などの工程とは独立した組織である。システマティックレビューチーム全員の氏名,所属,利益相反のリストは,本ガイドラインの巻末資料に掲載している。

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