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p.27 抽出テキスト

されたものであるが,Tc 心筋血流製剤に比して約8 ~10倍の被曝線量が見込まれるため,現在は推奨されない219).物理学的半減期はテクネチウム心筋血流製剤の6 時間に対して,塩化タリウムは73 時間と長時間である.

3.3.1 テクネチウム心筋血流イメージング

推奨投与量は,小児核医学検査適正施行のコンセンサスガイドラインを参考とする154).算出量が最小量を下回るようなら最小量を投与し,最大量は成人量を超えないように留意すべきである.

良好な画像を得るための注意点を以下にあげる.これらに留意してプロトコールを作成する. 1 撮像時体動過多時は再撮像を躊躇しない. 2 負荷時投与後1 分間は最大負荷を継続する. 3 肝臓集積の洗い出しのため,テクネチウム心筋血流製剤

投与後の乳製品などの飲食,および投与後30 分以上空けての撮像.

4 撮像時に左上肢を上げる背泳ぎ体位(Monzen 体位)

による肝臓集積の近傍アーチファクト軽減220). 5 撮像直前のソーダ飲水(胃の膨満)による腸管集積の

近傍アーチファクトの軽減.

3.3.2 心筋血流イメージングにおける薬物負荷法

従来からジピリダモールが使用されてきたが,アデノシンが核医学診断用医薬品として認可されている.アデノシンは0.12 mg/kg/分(外国成績では0.14 mg/kg/分)

221)を

6 分間の持続静脈内投与で使用する.アデノシン負荷では喘息発作誘発や一過性の顔面紅潮の合併症があるが,半減期は短く出現した場合は投与中止で症状は消失する222).

1,100 例のCAL の部位と頻度.% はその部位の頻度を示す.

図4 川崎病における冠動脈瘤好発部位(Suzuki A, et al. 1986

151)より改変) © Springer-Verlag New York Inc 1986. https://www.springer.com/journal/246

12%

RCA右冠動脈上行大動脈LCA左冠動脈

SN洞房結節枝SN

LCx左回旋枝OM鈍緑枝

CB円錐枝RVB前右室枝

AM

後下行枝

AM鋭緑枝4*-AV房室枝

LAD左前下行枝

AVN房室結節枝

LVB前左室枝PD後下行枝

PL後側壁枝

対角枝

12% 20% 20% 24%

13%

9%

5% 16% 7% 0.4% 2%

14%

10%

14% 15* 10*

D2

D1

14*

12* 13* 9*

8*

7*

6*

3* 2* 1* 14% 20%拡大

瘤

*AHA 冠動脈セグメント分類(Austen WG et al, Circulation 1975; 51: 5-40.)